basaltan's diary

日々の雑記

FP3級合格しました

いまさらながら、昨年の9/8(日)にFP3級(日本FP協会)を受験して合格した体験記が Evernote に眠ってたので記事にします。

独学で受験した場合の一例として読んで貰えればと思います。

FPって何?

暮らしに役立つお金の専門家、ファイナンシャルプランナーです。 https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/

自分は日本FP協会で受けました。

きんざい(金融財政事情研究会)という団体もFP試験をやっております。

どちらで合格してもFPの資格を取得できるので、出題傾向の雰囲気で選ぶ。

試験範囲は

  • 「ライフプランニングと資金計画」
  • リスク管理
  • 「金融資産運用」
  • 「タックスプランニング」
  • 「不動産」
  • 「相続・事業承継」

の6ジャンルを勉強します。

日本で経済活動をして生きていく予定の人は3級だけでも取っておいて損はないのでは!

なんでFPを受験したのか?

今年初めての確定申告をしたのですが、よく理解しないままに処理してしまって、マネーリテラシーが低すぎるのを自覚。

そこそこ生き延びてしまったし、これから先々に役立ちそうな内容だったのでFPを受験しました。

教材

独学で勉強しました。

  • みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
  • みんなが欲しかった! FPの問題集 3級

(書店やAmazonでも買えるんだけど、TACの直販のセット販売が一番安いです) https://bookstore.tac-school.co.jp/book/search/?q=FP%20%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88

経緯

  • 6/8 部署内で各自何かしらの資格を取ることになる
  • 6/15 教科書を買う
  • 7/9 問題集を買う
  • 7/11 申し込み・入金
  • 8/1 電卓を買う
  • 8/4 過去問を解き始める 正答率60%で合格ライン
  • 8/26 受験票のはがきが届く(会社宛)
  • 8/27 問題集を解き始める
  • 9/4 問題集を解き終える
  • 9/5 直近の過去問を解く 正答率90%を達成
  • 9/8 受験日

勉強の仕方

教科書を一周する

徒歩通勤なので二宮金次郎の如く、知らない単語や概念をぶつぶつ唱えながら歩いてました。

これは「アウトプット大全」に書いてあったのですが、運動しながらだったり、声に出したりすることで記憶が定着するそうなのでやってみました。

教科書は1日に1分野読むつもりで一気に読みます。(実際には2週間ほどかかった。。。)

興味がある分野、知ってる分野から読み始めると良いと思います。

自分は

  • 「金融資産運用」
  • 「タックスプランニング」
  • 「不動産」
  • 「ライフプランニングと資金計画」
  • リスク管理
  • 「相続・事業承継」

の順で読んでいきました。

「金融資産運用」は学生時代に勉強したことが有ったのでなんとなく知ってる状態でスタートできました。

また、昨年投資用不動産を買って確定申告も経験していたため「タックスプランニング」「不動産」も比較的すんなり入ってきました。

「ライフプランニングと資金計画」は年金がわからなくて苦戦…。

リスク管理」は保険の話なんですが、自分が任意保険に入ってないので苦戦…。

「相続・事業承継」に至っては(なんで人間って死んでしまうん…)と現実逃避するくらいに苦戦…。

公式HPの過去問を解く

日本FP協会の過去問が公式HPからDLできるので、それを印刷してやってみました。

初回は6割ほどの正答率でした。合格ライン。

ここで「まぁまぁ行けそうじゃん」と自信がついたので良かったです。

これを解くことでテストの雰囲気はつかめたが、なぜ間違えたのかがわからないので、1,2回やったら問題集へ進んだほうがいいかも。

学科試験と実技試験を過去6回分ほど解いてみて、「リスク管理」と「相続・事業承継」の正解率が低いので、そこに重点を置いて勉強する方針としました。

問題集を一周する

本来は教科書を読んだら問題集を解く、というのがTACの正しい使い方だったらしいです。 教科書は既に一周しているので、最初から順番に解いていきました。

FPは学科試験と実技試験に分かれています。

3級の場合はいずれも選択式の問題です。 各分野の学科試験を解いていき、それが終わったら各分野の実技試験を解いていきました。

回答は本に直接書きました。 本を汚したくない人は嫌かもしれないけど、どうせ今年しか使えないものだし…

ボールペンの色の使い分けをしました。

  • 青は自分が選んだ回答。説明できないときは?マークを書きました。
  • 赤は自分の回答が誤っていたときの正答。解説の要点も書きました。

というように色分け。

こうすると本に直接書いているので、後で間違えたところを楽に振り返ることができるようになります。

ある程度知識も入ってて、過去問も解いていたので、1日1,2分野進めることができました。 また、苦手な分野の知識を整理することができたのは良かったです。

公式HPの過去問を解く

直近の過去問を解いてみる 本番のマークシートを想定して

○は1 ✗は2

で記載する

これは時間が許す限り解くと良いと思います。 自分は2回分解きました。

総学習時間

2ヶ月半で、30時間くらい

  • 教科書一周、14日間×1時間=14時間
  • 過去問、6回×1時間=6時間
  • 問題集一周、7日間×1時間=7時間
  • 直近の過去問、2回×1時間=1時間

テスト当日

会場は市ヶ谷のTKP市ヶ谷カンファレンスセンター。 早めに行ったら試験を行う部屋の前で待たされました。

学科試験は120分。60分経過後に退室可能。

30分で解いて、60分まで見直し×3回。

実技試験は60分。退室不可。

30分で解いて、60分まで見直し×3回。

自己採点は「資格の大原」のTwitterアカウントの解答速報ツイートで採点。

  • ◎学科試験:51/60
  • ◎実技試験:19/20

無事に合格ラインでしたが、確信を持って回答できてない問題もあったので要復習。

自分へのご褒美

試験終了直後に新宿ピカデリーへ行って「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観てきました。

感想

試験自体は選択式の問題なので簡単に感じました。

ただ、自分の場合は確定申告や不動産ローンを経験済みだったのである程度身近なこととして勉強できたかなというところです。 全くのゼロベースだとやや難しいかもしれません。

受験後の変化としては、お金にまつわるニュースに興味を持つようになりました。 日経新聞で興味を持てる記事が増えました。

今後

FP2級も目指しつつ、DBスペシャリスト(4/19試験)を取ろうかと思っているところです。がんばるぞ!